妙高高原(きのこ)2016.10月


ナラタケ

キシメジ科ナラタケ属(ブナ・ミズナラ)木材腐朽菌

3~10月にかけてずっと採れる。野菜や豚肉と一緒に味噌汁等に入れると美味

 

マスタケ

タコウキン科アイカワタケ属(モミ・ツガ・トウヒ)木材腐朽菌

7~10月、特に夏によく採れ、とても大きくなる(20~40cm)魚の鱒のようなサーモンピンクになり、耳たぶ位の柔らかさが食べごろ。味噌油炒め、カレーの具など

ハタケシメジ

キシメジ科シメジ属(スギ・果樹・草地)落葉分解菌

9~10月に採れ、束生~群生する。大きな株になりやすく、同属のホンシメジによく似ている。風味も味もホンシメジに劣らず、和洋中どんな料理にも合う

コフキサルノコシカケ

サルノコシカケ科

木材腐朽菌

よく乾燥させたものを細かくし、煎じたものを昔から民間薬(抗癌)として利用

ホコリタケ

ホコリタケ科ホコリタケ属(コナラ・クヌギ)落葉分解菌

4~11月に採れ、中が白いうちは食用できる。熱湯にくぐらせ表皮を剥いで調理。香り、旨味があって美味


ホテイシメジ

キシメジ科カヤタケ属(カラマツ・広葉樹)落葉分解菌

8~10月に採れ、美味だがアルコールと一緒に食べると悪酔いするので注意

ハナイグチ

イグチ科ヌメリイグチ属(カラマツ)菌根菌

9~10月に採れ、傘上部は粘液に覆われている。歯切れよくトロッとした食感で美味

ハラタケ

ハラタケ科ハラタケ属

落葉分解菌

ツクリタケ(マッシュルーム)と近縁で、傘裏のヒダが肉色のうちは食べられる

マイタケ

タコウキン科マイタケ属(ブナ・ミズナラ)木材腐朽菌

9~10月に採れ、ミズナラ、ブナ、クリ等の老大木の根際に株をつくる。天然ものは香りも良く美味。βーDグルカン等多糖類を含み、高血圧、動脈硬化抑制など薬用としても利用できる

アシグロタケ

タコウキン科オツネンタケモドキ属(ブナ・ミズナラ)木材腐朽菌

7~10月に採れる。革質で硬く食べられないが、乾燥させたものは良い出汁が出る


クリタケ

モエギタケ科クリタケ属(コナラ・クヌギ)木材腐朽菌

9~11月に採れ、広葉樹の倒木、切り株等に束状に群生。くせがなく、歯切れもよい。よく似たニガクリタケは猛毒の為、注意が必要

オシロイシメジ

キシメジ科キシメジ属(ブナ、ミズナラ、コナラなど広葉樹や、マツ、スギなどの針葉樹)単生〜群生。落葉分解菌

9〜10月、または春にも発生する。おしろいを塗ったような白色で、古くなると灰色に近くなる。匂いも特有でおしろいに似ている

ブナハリタケ

エゾハリタケ科ブナハリタケ属(ブナ・ミズナラ)木材腐朽菌

9~10月に採れ、ブナやイタヤカエデの倒木、枯れ幹等に重なり合って群生。水っぽく、甘く強い香りがある

(毒)コテングタケモドキ

テングタケ科テングタケ属(コナラ・クヌギ・シイ・カシ・アカマツ)

7~10月に発生。中毒例は報告されていないが、有毒と思われる

(毒)テングタケ

テングタケ科テングタケ属(アカマツ・クロマツ)

7~11月に発生し、イボテン酸などの毒成分を含む。根元に外被膜の残りが輪状に残る


(毒)ベニテングタケ

テングタケ科テングタケ属(カンバ)菌根菌

8~10月に、広葉樹林内地上に発生。特にシラカバ等カバノキ科の林に多い。イボテン酸などの毒成分を含む。根元は球状に膨らんでおり、外被膜の残りが輪状に残る

(食不適)シロオニタケ

テングタケ科テングタケ属(シイ、カシ、クヌギなど広葉樹やアカマツ林など)

菌根菌

夏~秋に発生し、全体的に白く大きい。イボやツバは脆く雨などでも落ちやすい

アカハツ

ベニタケ科チチタケ属(アカマツ・クロマツ)8~11月 

菌根菌:散生~群生傘中央が窪んだまんじゅう形から平に開き、後に漏斗形になる。湿ると粘性を帯びる。傷つくと橙黄色の乳液を分泌し、すぐ青緑色に変化する。煮込むとコクのあるよい出汁が出る