子安の里~天神島 2017.6.15


ヌルデ

ウルシ科ヌルデ属

葉軸には翼がある。樹液を塗料として使用していた。まれにかぶれることがある。葉にヌルデシロアブラムシが寄生し、虫こぶ(五倍子)を作る。タンニンが多量に含まれており、お歯黒などに利用されていた

 

クワ(実)

クワ科クワ属

雌雄異株。4~5月の若葉、6~8月の果実を利用。若葉はアクが強いため、塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水に30分ひたす。果実は黒熟したものをジャムや果実酒等に。マグワの根皮は桑白皮といい、止咳平喘に利用

 

アカメガシワ(雄花)

トウダイグサ科アカメガシワ属

雌雄異種。3~4月の若芽を利用。6〜7月に花をつける。

若芽を塩ひとつまみ加えた熱湯で茹で、長めにアクを抜く。葉は防腐効果があり、食物を包んだり食器がわりに利用できる

 

トベラ(実)

トベラ科トベラ属

食用にはしない

 

ヤマザクラ(実)

バラ科サクラ属

6〜7月に黒く熟した果実を水洗いし、水気を切る。一升につき両手一杯程度の熟果に氷砂糖大さじ3、ホワイトリカーを加え冷暗所で3〜4ヶ月熟成させる。中身はそのまま漬け置いてよい。赤紫色の綺麗で美味しい酒ができる。実はソメイヨシノより渋みが少なく美味しい

 

サンゴジュ(花)

スイカズラ科ガマズミ属

沿海暖地の林に自生。6〜7月に花を咲かせ、8〜10月に楕円形の果実が紅〜青黒色に熟す。実、花とも果実酒に利用できる

 


ナンテンハギ

マメ科ソラマメ属

3〜5月の若芽を素揚げしてビールのお供に。マメの様な味。別名アズキナともいう。お浸しでも美味

 

スカシユリ(花)

ユリ科ユリ属

天神島のスカシユリは、他の三浦半島のものより開花が少し早い。6~8月、オレンジ色の花弁に濃い斑点をつけた花が咲く。やや苦味があるが、根茎を煮て食用できる(@天神島)

 

マルバグミ

グミ科グミ属

天神島のマルバグミは、葉や背丈も大きい。葉は丸く光沢がある。10~11月、黄白色の芳香のある花をつけ、翌年4~5月に楕円形の赤い実をつける。ジャムや果実酒に(@天神島)

 

ハマウド

セリ科シシウド属

天神島のハマウドは、人の背丈程あり茎も太くて大きい。アシタバに似ているが食用にはしない。茎を切るとハマウドは白い液が、アシタバは黄色い液が出るため判別できる(@天神島)

 

ハマゴウ

クマツヅラ科ハマゴウ属

葉は広楕円形で対生。7~9月に紫色の唇形花をつける。11~12月に黒熟果をつける。これを乾燥したものは、漢方薬の蔓荊子(マンケイシ)で、風邪や頭痛、関節痛、眼の充血など疏散風熱に用いられる(@天神島)

 

ハチジョウナ

キク科ハチジョウナ属

葉は縁がギザギザしており、柄はなく、茎を抱くようにして互生。8〜9月の若葉、茎を食用にする(@天神島)

 


ホソバワダン

キク科アゼトウナ属

沖縄ではニガナと呼ばれており、日常的に栽培もされている。苦味がある(@天神島)

ハママツナ

アカザ科マツナ属

オカヒジキより葉が細く、柔らかい。クセもなく、食用できる(@天神島)

 

ハマボウ

アオイ科フヨウ属

ハイビスカスの仲間で7月下旬から黄色の花をつける。天神島が北限の自生地(@天神島)

ハマユウ

ヒガンバナ科ハマオモト属

別名ハマオモト。天神島が北限の自生地(@天神島)

イワダレソウ

クマツヅラ科イワダレソウ属

海岸の岩場や崖、砂浜などに生える多年草。茎は長く地を這い、枝を分けて節から根を下ろして広がる


トキワツユクサ

ツユクサ科ムラサキツユクサ属

多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。ツユクサ同様、若い葉・茎、花は食用できる

 


ラセイタソウ

イラクサ科カラムシ属

海岸の岩場や崖、草地などに生える多年草。葉は厚く表面のシワの感じがラシャに似た毛織物に似ているのが名前の由来

カンナ

カンナ科カンナ属

多様な品種がある。球根で殖やし、暖かいところでは宿根草となる