ウルシ科ヌルデ属
葉軸には翼がある。樹液を塗料として使用していた。まれにかぶれることがある。葉にヌルデシロアブラムシが寄生し、虫こぶ(五倍子)を作る。タンニンが多量に含まれており、お歯黒などに利用されていた
クワ科クワ属
雌雄異株。4~5月の若葉、6~8月の果実を利用。若葉はアクが強いため、塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水に30分ひたす。果実は黒熟したものをジャムや果実酒等に。マグワの根皮は桑白皮といい、止咳平喘に利用
トウダイグサ科アカメガシワ属
雌雄異種。3~4月の若芽を利用。6〜7月に花をつける。
若芽を塩ひとつまみ加えた熱湯で茹で、長めにアクを抜く。葉は防腐効果があり、食物を包んだり食器がわりに利用できる
トベラ科トベラ属
食用にはしない
バラ科サクラ属
6〜7月に黒く熟した果実を水洗いし、水気を切る。一升につき両手一杯程度の熟果に氷砂糖大さじ3、ホワイトリカーを加え冷暗所で3〜4ヶ月熟成させる。中身はそのまま漬け置いてよい。赤紫色の綺麗で美味しい酒ができる。実はソメイヨシノより渋みが少なく美味しい
スイカズラ科ガマズミ属
沿海暖地の林に自生。6〜7月に花を咲かせ、8〜10月に楕円形の果実が紅〜青黒色に熟す。実、花とも果実酒に利用できる
マメ科ソラマメ属
3〜5月の若芽を素揚げしてビールのお供に。マメの様な味。別名アズキナともいう。お浸しでも美味
ユリ科ユリ属
天神島のスカシユリは、他の三浦半島のものより開花が少し早い。6~8月、オレンジ色の花弁に濃い斑点をつけた花が咲く。やや苦味があるが、根茎を煮て食用できる(@天神島)
グミ科グミ属
天神島のマルバグミは、葉や背丈も大きい。葉は丸く光沢がある。10~11月、黄白色の芳香のある花をつけ、翌年4~5月に楕円形の赤い実をつける。ジャムや果実酒に(@天神島)
セリ科シシウド属
天神島のハマウドは、人の背丈程あり茎も太くて大きい。アシタバに似ているが食用にはしない。茎を切るとハマウドは白い液が、アシタバは黄色い液が出るため判別できる(@天神島)
クマツヅラ科ハマゴウ属
葉は広楕円形で対生。7~9月に紫色の唇形花をつける。11~12月に黒熟果をつける。これを乾燥したものは、漢方薬の蔓荊子(マンケイシ)で、風邪や頭痛、関節痛、眼の充血など疏散風熱に用いられる(@天神島)
キク科ハチジョウナ属
葉は縁がギザギザしており、柄はなく、茎を抱くようにして互生。8〜9月の若葉、茎を食用にする(@天神島)
キク科アゼトウナ属
アカザ科マツナ属
オカヒジキより葉が細く、柔らかい。クセもなく、食用できる(@天神島)
アオイ科フヨウ属
ハイビスカスの仲間で7月下旬から黄色の花をつける。天神島が北限の自生地(@天神島)
ヒガンバナ科ハマオモト属
別名ハマオモト。天神島が北限の自生地(@天神島)
クマツヅラ科イワダレソウ属
海岸の岩場や崖、砂浜などに生える多年草。茎は長く地を這い、枝を分けて節から根を下ろして広がる
ツユクサ科ムラサキツユクサ属
多年草で、南アメリカ原産の帰化植物。ツユクサ同様、若い葉・茎、花は食用できる
イラクサ科カラムシ属
カンナ科カンナ属
多様な品種がある。球根で殖やし、暖かいところでは宿根草となる